今日は朝から、雨・雨・雨・・・
こんなに降るのは、久しぶりですね。
半ドンだったので、午後から映画を見に行ってきました。
普段、アニメーションはほとんど見ないのですが、何故か惹かれてフラフラと出かけてきました。
120分の長編アニメ映画と聞き、最後まで見れるかな・・・?と思っていたのですが、いや~見れるんですね。
これは自分が忍耐強くなったのではなく、単にこの作品が素晴らしかったためです。
押し付けがましくなく、媚びる感じもなく、情景や登場人物の気持ちが思い浮かび、アニメなのに現実を知らされ、余韻を残す・・・
脚本:ジャック・タチ
監督:シルヴァン・ショメ
(数々の受賞暦がある作品なのだそうです。)
初老のさえないマジシャン(タチシェフ)が、旅回りで少女(アリス)に出会う。
アリスはタチシェフのことを願いをかなえてくれる魔法使いと思い希望を彼に見出し、彼の旅についていく。
タチシェフは生き別れた娘の面影をアリスの中に見出し、アリスの期待に答えようとする。
しかし、現実の厳しさに呑み込まれていく・・・
初老のマジシャンは、期待に答え続ける事が出来ないことを感じると共に、少女が若い男性に惹かれていることを知る。
別れがやってくる
少女は、1つ現実を知る。
※後で知ったのですが、監督のベルヴィル・ランデブーという作品を以前に見ていました。
ツーツドフランスが題材に組み込まれていたので、興味が湧き見たと記憶しています。
どこを向いても説明過多で、わざとらしく、知ったかぶりする事に麻痺してしまいそうな現代に、
必要最小限の言葉しか使わずに、情景から心模様まで想像させてしまうアニメーションがあり
ました。
アニメーションに対するイメージが、少しだけ変わりました。
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