確か・・・数ヶ月前に観た映画ですが、備忘録としてアップします。
第23回東京国際映画祭最優秀監督賞・観客賞 W受賞作です。
主人公は、夫(フランス人)と娘と暮らすアメリカ人女性記者ジュリアで、雑誌の特集記事でヴェルディヴ事件(1942年、パリでユダヤ人を一斉検挙し屋内競輪場に拘留した事件)を担当することとなる。
当初自分とは接点がない事件と思っていたが、調べていくうちに拘留されたユダヤ人の中にサラという少女(当時10歳)がいて、当時の彼女の住所が夫の祖父母から譲り受けたパリのアパートと同じことを知る。
何故、かつてユダヤ人家族が住んでいたアパートを、夫の祖父母が所有していたのか?
サラとその家族、その他多くのユダヤ人は、その後どうなってしまったのか?
サラの現在は?
取材を進めるごとに、自分とこの事件(自分とサラ)の繋がりを感じていくジュリア。
真実を知るほどに、この事件(サラの生き様)がジュリアの人生に影響を及ぼして行く。
原作:タチアナ・ド・ロネ
監督・脚本:ジル・パケ=プレネール
出演:クリスティン・スコット・トーマス(ジュリア役)
メリュジーヌ・マヤンス(サラ役) ほか
※1995年 ジャック・シラク大統領は、かつてフランス警察がユダヤ人を連行し収容所に移
送したこと、それは国家が迫害に加担した事だということ、そしてこれは現代にも通じる問
題であり深く考えて欲しいという旨の演説をヴェルディヴ跡地にて行い、フランス国民は衝
撃を受けた。
PR