今日はずっと曇っており、夕方から雨が降り出しました。
富士山麓の朝霧高原を走っていると、人穴を示す道路標識が見られ、以前から人穴って?と思っていました。
この本を読んで、富士講の始祖である角行が苦行をし、百六歳で没した場所だと知りました。
著:新田次郎
作:富士に死す
江戸本町の薬種問屋伊勢屋の番頭見習い伊兵衛(十九歳)は富士山にて五代目の月行と出会い、月行が没するまで教えを乞い、やがて六代目の食行身禄・乞食身禄となり、最後(六十三歳)は富士山七号五勺の烏帽子岩近くの岩小屋に廚子を設け篭り三十一日目に入定する。
その人生の中で月行から受けた教えや、自ら開いた悟りが描かれており、富士講の変遷も知る事が出来る内容でした。
江戸は広くて八百八町
江戸は多くて八百八講
お江戸にゃ旗本八万騎
お江戸にゃ講中八万人
富士とつく地名や富士塚が沢山ある理由の一端が分かりました。
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