カヤックのシート改良を考えるため、¥100ショップで使えそうな物を購入してきました。
まずは、シート座面に最も圧が加わる箇所のみ立体に整形したいと思い、発泡スチロール(A3サイズ、厚さ2cm)の上にオケツをグリグリ押し付け、跡を付けて、骨盤との当たり具合を確認してみました。
右左の形が、かなり違う・・・
大丈夫か?・・・オレのオケツ
自分が思っている以上に、運動時の左右の動きが異なることが想像され、悲しくなります。
そこで、左右相似形に近くなるように左右差を修正し、発泡スチロールの成形を開始しました。
¥100ショップの店内を物色していると、あれもこれも使えそうな気がして購入したくなってしまいますが、今日はこの位にしておきました。(上左写)
骨盤が最も圧を加える円の部分を掘り下げて、応力が分散されれば、少しは快適になるのでは?と考えた次第です。
安静位の状態で当たり具合を確認した後、前後左右に重心を移動させて気になる部分を削除していきました。
結局出来上がった形は、何だか何処かで見たことがある様な平凡なものとなったのでした。(中右写)
上面に貼り付けるクッション素材を何にしようか?と、いろいろ試しみました(スポンジシート、ウレタンシート、バスマット、梱包材・・・etc)が、結局梱包材の中でもよく目にするプチプチシートに落ち着きました。(下左写)
決め手は、面で支えるから点で支えるという発想の転換が面白いのではないかと・・・
それから、クッションの厚みを簡単に増やせたり、修復が容易で水を吸わない点も、選択した理由です。
すわり心地もなかなかで、土台となる発泡スチロールを成形したため、クッション材の厚みが少なくても快適に感じることが分かりました。
底面には心材となるプラスチックボード(2枚)を貼り付け、フレームの竜骨に当たりそうな部分にウレタンマットを貼り付けました。(下中写)
作成後感じたのですが、プラスチックボードは心材として強度不足かもしれません・・・
使用した際に強度不足を感じる様なら、より硬い素材で薄く作成し直そうと考えています。
とりあえず形にした、シートの中に入れるアンコです。(下右写)
恐ろしいほどの、貧弱さとクオリティーの低さが魅力です。(笑)
後は、今のアンコ(
ウレタン貼り付け仕様)と交換するだけです。
アンコを交換してみると、薄くなった分だけシートの生地がダブついています。(左写)
また、フレームのR3がふくらはぎに当たって気になる点については、安全パッド(長さ18cmにカット)を被せてみました。
またしても、最初からあつらえてあるかのごとく、ピッタリと適合しました。(右写)
はたしてシートは、使用に耐えうる物となったのでしょうか?
すぐに、バキッと割れそうですが・・・
後は、使ってみてのお楽しみです!
※たかがシートの中身を改良するだけの事なのだが、こうして作成してみると、厚さ約3cmの中
に快適性と強度を併せ持つ構造物を作成することは奥が深く、考えている時間が楽しかった。
使用に耐えてくれるだろうか?・・・楽しみだ。
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