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gooseの散歩

日々の出来事を綴るblog (兼、趣味の備忘録)

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いつか行ってみたい

昨日は1日中太陽が見える暖かな天候でしたが、本日は久しぶりの雨模様です。
最近、目が悪くなるな~と思いつつ布団の中でぬくぬくしながら本を読むんでしまいます。
シャキッとしなさいと怒られそうですが、ウトウトしながら読むと本の世界なのか夢なのか・・・といった具合の何ともいえない世界が良いのです。


著:新田次郎 
作:八甲田山 死の彷徨

子供の頃、八甲田山という映画があり、セリフを真似して「天は我々を見放した」と言ってふざけていた事を思い出します。
あの頃は、妙に大人の話のような気がしてつまらなそうだと思っていた映画ですが、今読み終えてみると映画も見てみたいと思うようになりました。


時は日露戦争の2年前、明治35年。
もし戦になった際、敵の艦砲射撃で青森・弘前・八戸間の鉄路や道路が破壊されるかもしれないので、その時は八甲田山系を縦断するしかないだろうとの事から軍首脳部は青森歩兵第5連隊と弘前歩兵第31連隊に厳寒積雪の八甲田山踏破が可能か否か実験するように促す。
第31連隊の指揮者は、士族出で士官学校を経た徳島大尉。
第5連隊の指揮者は、平民出で教導団を経た神田大尉。
しかし第5連隊においては独善的性格の大隊長山田少佐が計画・実行案に口をはさみ、大隊本部が随行することにしてしまい、行軍時のここぞという判断時にもこの少佐が実質神田大尉の指揮権を奪って連隊を指揮してしまう。
それぞれの指揮者の元で、それぞれの連隊の運命が分かれていく。
そして命がけの実験は悲劇を招く事となる・・・

この時の未曾有の悪天候が、北海道旭川で最低気温記録ー41度に達した時なのだそうです。
また、道案内をされた方の1人は私が生まれた時にはまだ御存命だったという事にも驚きました。
悲劇が悲劇を次々と生み出す仕組みの一例を知る大切な本になりました。

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