先日、初めて作成したミノー型ルアーは、上手く泳がず失敗に終わりました。(^_^;)
その後、表面保護のために塗布したウレタンクリヤーがカチッと硬化していなかったので放置して硬化の様子を確認していたのですが、1w経過しても状態に変化が認められなかったため、塗装を剥がしてルアーの構造を変更し、再製することにしました。
指で強く押すと、塗装がムニュッと変形する状態なので、爪で塗装を剥離しました。
〇私的考察(間違っているかもしれません)
原因:高濃度のウレタンクリヤー液に漬けたことで塗膜厚さが厚くなり過ぎ、表面だけが水分
と反応・硬化し、その下部は水分と反応出来ず、溶剤の揮発も出来ず、この様な状態に
なったのだと思います。
対策:ウレタンクリヤー液の濃度を薄めることで塗膜厚さを薄くし、硬化し易くする。
薄い塗膜を何回も積層することで、強度を上げる。
※やはり、エアーブラシが欲しい…
ネット検索してみると、低価格でスターターキットも数社から出てい様子。
まずは背腹の姿勢を保持させるために低重心にしようと思い、リップを除去した凹部に鉛を詰め、その後部に錘を詰めるための穴を開け(左写)、そこに鉛を詰めました。(中写)
リップは、前方端から約5mmの位置に約45°で付与し、防水のためにプラサフを塗布し、泳ぎ試験を行いました。(右写)
しかし、それでも背腹の姿勢は保てず、上手く泳いではくれませんでした。
余程、最初に埋入した錘の位置と重さが不適切だった様です…(^^ゞ
そこで、最初に埋入した錘(0.5号×3=4g)を全て除去し(左写)、再度防水処理後に泳ぎ試験を行ったところ、海中の中層~底層を緩やかに尾部を揺らしながら姿勢よく泳いでくれました。
例えると、ミニマルがゆっくりしたピッチで左右に揺れながら海底を進む様な印象でした。
これなら使えるかもしれないと思い、この構造で塗装へと移行することにしました。
塗装の基本を全く理解していないので、今回はホロシール等は使用せず、基本的な塗装を確実に成功させることを目標にしました。(^^ゞ
プラサフの表面をヤスリ掛けし、全体にサテンホワイトP(車用のタッチアップ(^^ゞ)を塗布し乾燥させ、上半分にゴールド(フェザー社、ルアーメイクカラー)をラッカーで薄めて塗布し乾燥させ、その上にN.T.蛍光塗料 緑(TOHO社)をラッカーで薄めて塗布し乾燥させ、その後、目玉の付与とエラ部にレッド(フェザー社、ルアーメイクカラー)をラッカーで薄めて線を書きました。
表面保護のための塗料は、今回は釣具屋さんで低価格で販売していたクリヤー樹脂(TOHO社、アルキド樹脂)をうすめ液で50%の濃度とし、塗布しました。
このクリヤー樹脂の選択理由は、低価格ということとうすめ液からラッカー臭ではなくテレピン油の様な臭いがしたため、ルアーに塗布した塗料への侵襲が少ないのでは?と思ったからです。
クリヤー樹脂を数度積層し、一応の完成(7cm,5g)としました。(中写)
これで、1パターンだけですが、自分の中にミノー型ルアーの基準が出来ました。(^.^)
そこで、同様の形状でリップの角度を約30°にしたもの(7cm,5g)と、リップの角度が約30°で長さを1cm短くしたも(6cm,6g)を追加で作製しました。(右写)
泳ぎ試験の結果は、リップの角度が約45°のものと比べ、両方とも尾部の揺れ方が少なくなりましたが、これはこれで使えるのでは?と思えました。(^^♪
※塗料についての感想
塗料について全く無知なので、奥が深いな…と思う。
有機溶剤の毒性を考えると、やはり油性のものより、水性のものが使用出来たらなと思う。
水性塗料は一般的に乾燥時間が長く、塗膜強さも弱いのだそうだ。
しかし、それらの弱点を克服したアクリジョン(親水性)という塗料があるとのこと。
硬化前なら水で洗浄可能で、硬化後も専用のうすめ液や洗浄液があり、使い易いらしい。
乾燥した油性塗料上に塗布するのは問題無さそうだが、アクリジョンの上にクリヤー樹脂塗
布はどうなのだろう?
クリヤー樹脂の塗膜厚さを薄くし、硬化時間を短くすれば、問題無く使えるのだろうか?
アクリジョンにもクリヤー色があるそうだが、塗膜強さはどうなのだろう?
もう少し、調べてみよう。
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