久しぶりに映画を見てきました。
「ふたたび」という映画です。
ハンセン病で隔離されてしまったジャズマンが、人生の終末期に様々な絆を取り戻していく物語でした。
私は、原朋直さんのトランペットが聞けるからという理由だけで観に行ったようなものですが、
・ハンセン病という感染症があること。
・1941年には特効薬(プロミン)が開発され完治することが分かったこと。
・なのに1953年に日本では「らい予防法」が成立し、患者の強制隔離等が引き継がれたこと。
・差別も続いたこと。
・1996年にやっと「らい予防法廃止法」が成立したこと。
・世間に虐げられて生きなければならかった人達の心に負った傷や闇は、今も現存しているとい
うこと。
・家族や仲間達の心模様も様々だったこと。 ・・・等々
私はこの様な事について、ほぼ無知でした。
幻のライブが実現した後、虐げられ続けてきた父(財津一郎)が、感謝の意を込めて息子(陣内孝則)を抱きしめるシーンは泣けてきました。
認め・認められ、愛し・愛されることが人生でどれだけ大切か、改めて考えさせられました。
※残念だったのは、幻のライブのシーンです。
渡辺貞夫さんと犬塚弘さんはさすがですが、他の出演者の演技が音と同調していませんでし
た・・・
それらしい良いシーンを繋げてライブ感を出したかったのかも知れませんが、あれは粗過ぎで
す。
役者さんは頑張られていたのですが、OKを出した監督が酷いと思いました。
少しだけ手間をかけて、アップにする1~2小節だけでも同調させるだけで、印象が変わるの
に。
あぁ、あのシーンが良ければ・・・勿体無い。
役者さんに遠慮しちゃったのかな???
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