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gooseの散歩

日々の出来事を綴るblog (兼、趣味の備忘録)

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渾身

今年最初の映画を観てきました。
隠岐諸島において「隠岐古典相撲」という伝統文化が受け継がれており、その神事を通して島の人々の心が盛り上がり通じ合っていく様が描かれた映画でした。
興行の大相撲を見に行ったことはありますが、神事の相撲を見たことはありませんので、とても興味深い世界でした。
そして、島で暮らす人々の大切にしている心持ちや、この伝統文化への考えや思い、主人公と周囲の人々の心模様の変遷が、美しい風景の中に映し出されていました。
また好きな映画が1本増えました。(^^♪


監督・脚本:錦織良成
原作:「渾身」(著:川上健一)
出演:伊藤 歩
    青柳 翔  ほか

※古典相撲という神事を催すことで、人々の思いが繋がっていく様子が映されていました。
 「隠岐古典相撲の特徴」
  ・三重(さんまい)土俵でとられること
  ・勝負のしこりを残さないように一勝一敗の引き分けで終わること
  ・個人としての勝負のみではなく地域同士の勝負でもあること
  ・相撲自体が競技ではなく神事(カミゴト)と考えられていること

 偶然にも今読んでいる本の中に、江戸時代の土佐の鯨漁師同士が喧嘩する際には、後に遺恨
 を残さないために殴り合いではなく、頭元の屋敷内にある土俵で相撲をとり、思いをぶつけ合い
 土俵を出る際には和解するという決め事があった、という一節が書かれていました。
 これも素晴らしい相撲の役割だなと感心しました。

 甲本雅裕氏の存在が、素晴らしかった。
   
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北のカナリアたち

こちらは、先週鑑賞券を頂いたので観に行った作品です。
礼文島と利尻島が主な舞台となっており、昔訪れた時の懐かしい風景が映し出されており、私としてはそれだけで観に行った甲斐がありました。


監督:阪本順治
原案:湊かなえ
脚本:那須真知子
出演:吉永小百合  ほか

※原案は、往復書簡(著:湊かなえ)とのこと。
 礼文島から見える利尻富士がとても美しかったけれど、あれは実写映像なのだろうか?
 撮影:木村大作となっている。

ローマ法王の休日

この作品を観たのは、いつだったか・・・?
宣伝文句には、ローマ法王版「ローマの休日」とあり楽しみにしていたのですが、期待は外れてしまいました。
この映画も「ローマの休日」の様な楽しい夢物語なのではと想像していたのですが、この作品は誰もが現実世界で感じている大小の重圧を思い起こさせる作品だったので、宣伝文句に釣られてしまったな・・・と思いつつ、モヤモヤした気分で映画館を出たのでした。


監督・脚本:ナンニ・モレッティ
出演:ミッシェル・ピッコリ    ほか

法王が逝去されると、ヴァチカン市国のシスティーナ礼拝堂に世界各国の枢機卿が集合し法王選挙会が執り行われ、新法王が選出される。
新法王は、サン・ピエトロ大聖堂のバルコニーにて大観衆を前に演説をしなければならないのだが・・・

※法王選挙会において、枢機卿達の胸の内は本当はどうなのだろう?
 開票時に自分が選出されないようにと神に祈る場面はとても滑稽で、新法王が選出され自
 分でないことに安堵する場面では、妙な共感を覚えました。
 

天地明察

以前、映画の予告編で安井算哲(後の渋川春海)という江戸時代の改暦に貢献した人物がいることを知り、興味があったので作品を観て来ました。
原作は、吉川英二文学賞等多数受賞した「天地明察」(著:冲方丁)です。
(恥ずかしながら、算哲という人物やこの小説について、まったくの無知でした・・・^^;)

算哲は、江戸時代太平の世において四代将軍家綱に囲碁を教える立場の棋士であり、天体観察や算術にも精通した人物。
会津藩主:保科正之(三代将軍家光の弟であり、四代将軍家綱の後見人)は暦のずれを気にかけ、改暦の必要性を感じており、算哲に北極出地(行脚しながら北極星の緯度観測を行う)を言い渡し、算哲は将軍に仕える重臣達と共に旅に出る。
1年半に渡る観測の結果、暦が2日もずれていることが分かり、徳川光圀や保科正之に報告をした結果、幕府は新しい暦づくりを決意し、算哲を総大将に任命した。
(当時、暦がもたらす利権を朝廷が独占しており、権力保持のため改暦を許そうとはしなかった)
様々な人々の支えを受けながら、算哲の新しい暦づくりへの挑戦が始まる・・・


監督:滝田洋二朗
脚本:加藤正人
    滝田洋二朗
出演:岡田准一
    宮崎あおい    ほか

算哲は、観測を続けることで中国伝来の様々な暦の中から宣明暦・授時暦・大統暦の3つに絞
り、更にその中から授時暦を優れた暦とするも、観測と合致しない場合があり苦悩する。
そして、日本と中国の経度差がその原因であることに気づき、授時暦を補正し大和暦(日本人が
初めて編修した暦)を作成する。
元号が貞享(じょうきょう)となった年から大和暦が採用されたため、貞享暦と改名した。

※日本の暦の歴史の一端を知ることが出来ました。(^^♪

鍵泥棒のメソッド

昨夜、レイトショー(¥1000)を観てきました。
コメディー作品は、この作品ぐらいしか上映されておらず、迷わず選択しました。


監督:内田けんじ
出演:堺 雅人
    香川照之
    広末涼子  ほか

※期待していたのですが・・・
 緊張させてくれる部分が無く、ただ緩くダラダラと流れて行くといった印象で、そのためか
 ハッピーエンドの充実感や余韻もないまま映画館を後にしたのでした・・・orz
 疲れていて、ボ~としていたのかナ?
 いや・・・感性の鈍感化が進み、楽しもうとする心が腐ってきているのかもしれません。
 あぁ、何とも悲しい人間になりつつある様です・・・(^_^;)トホホ

サラの鍵

確か・・・数ヶ月前に観た映画ですが、備忘録としてアップします。
第23回東京国際映画祭最優秀監督賞・観客賞 W受賞作です。

主人公は、夫(フランス人)と娘と暮らすアメリカ人女性記者ジュリアで、雑誌の特集記事でヴェルディヴ事件(1942年、パリでユダヤ人を一斉検挙し屋内競輪場に拘留した事件)を担当することとなる。
当初自分とは接点がない事件と思っていたが、調べていくうちに拘留されたユダヤ人の中にサラという少女(当時10歳)がいて、当時の彼女の住所が夫の祖父母から譲り受けたパリのアパートと同じことを知る。
何故、かつてユダヤ人家族が住んでいたアパートを、夫の祖父母が所有していたのか?
サラとその家族、その他多くのユダヤ人は、その後どうなってしまったのか?
サラの現在は?
取材を進めるごとに、自分とこの事件(自分とサラ)の繋がりを感じていくジュリア。
真実を知るほどに、この事件(サラの生き様)がジュリアの人生に影響を及ぼして行く。


原作:タチアナ・ド・ロネ
監督・脚本:ジル・パケ=プレネール
出演:クリスティン・スコット・トーマス(ジュリア役)
    メリュジーヌ・マヤンス(サラ役)               ほか

※1995年 ジャック・シラク大統領は、かつてフランス警察がユダヤ人を連行し収容所に移
 送したこと、それは国家が迫害に加担した事だということ、そしてこれは現代にも通じる問
 題であり深く考えて欲しいという旨の演説をヴェルディヴ跡地にて行い、フランス国民は衝
 撃を受けた。

レンタネコ

先のblogに、久しぶりに映画を観たと記しましたが、少し前にこの作品を観ていたことを忘れていました。


脚本・監督:萩上直子
出演    :市川実日子
        草村礼子
        光石研
        山田真歩
        田中圭
        小林克也

主人公のサヨコは、レンタネコ屋。
リヤカーにネコを乗せ、「寂しいヒトに、ネコ、貸します」と呼びかけながら歩く。
寂しさや心に穴ぼこを抱えた人達にネコを貸すことで、その人達の心を癒していただこうという
お仕事。
サヨコとネコを借りた4人が繰り広げるお話。

※・・・で?という感じでした。
 滅多に寝ない方なんだけど、途中で落ちていました。
 居心地の好い雰囲気に包まれた世界観に、一時何となく浸れさえすればOK~
 なんて気分のヒトに向いている作品だと感じました。

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