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gooseの散歩

日々の出来事を綴るblog (兼、趣味の備忘録)

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タイミングベルト交換

自家用車の走行距離が10万kmを越え、タイミングベルトの交換時期が来たので、ベルトアイドラー・テンションアジャスター・ウォーターポンプ・サーモスタットと共に交換しました。


10万km以上走行した、タイミングベルト(左写)、ベルトアイドラーとテンションアジャスター(中写)、ウォーターポンプとサーモスタット(右写)です。

タイミングベルトにはひび割れは認められず、新品よりも硬くなってる印象がありましたがコマ欠けしそうな雰囲気も感じられず、「まだ使えそう…」という素人感想を持ちました。
ベルトアイドラー・テンションアジャスター・ウォーターポンプの動きにも違和感は感じられず、これらにも上記と同様の感想を持ちました。
しかし、これらの部品は長期に渡り酷使されていることは間違いなく、今回新品に交換したことで少しだけ気分がスッキリしました。

※運転の仕方や、MTかATかでもこれらの部品に掛かる負担はかなり異なってくるのだろうと、
 今回改めて感じました。


以下備忘録

大まかな作業手順

〇往路
 1、LLCを抜き取り、ラジエター別タンクを取り外す
  (留意点)
   ・ダンボール箱にゴミ袋を被せ、その中に尿取りパッドを敷き、LLCの受け皿とした
   ・ラジエター右側にあるコックを緩めLLCを抜き取る
   ・ラジエター別タンクは、ボルト2箇所で電動ファンに固定されている
  

 2、作業空間を確保するため、電動ファン又はラジエター+電動ファンを取り外す
   (今回は、電動ファンだけ取り外した)
  (留意点)
   ・電動ファンに繋がるカブラーを2か所外す
   ・AT車のラジエター下部には、ATFを冷却するためのホース2本が接続されている
   ・電動ファンだけを取り外す際は、電動ファン下部にそのホースを固定する部分がある
    (電動ファンは下部3か所、上部3か所でネジ固定されていた)
   ・電動ファンを取り外す前に、Vベルトカバーを取り外しておいた方が無難
   ・その後の作業時にラジエターコアを痛めないために、ダンボール等で保護した
  
                  注)右写はATF冷却ホース固定部ですが、一部折れています(^_^;)

 3、Vベルトを取り外す
  (留意点)
   ・フロントサイドベルトは、オルタ固定も兼ねているスライダーボルト固定ブラケット用
    ボルトを取り外せば張力が緩む
   ・リアサイドベルトは、ベルトテンショナーごと取り外して張力を緩めた
  

 4、クランクプーリーを取り外す
  (留意点)
   ・凡庸のクランクプーリーホルダーを使用したが、M8ボルトが使用可能だった
   ・22mmソケットを使用
   ・スピンナーハンドル+延長パイプを2セット使用
  

 5、タイミングベルトカバーを取り外す
  (留意点)
   ・計14箇所も固定ボルトがあるので、次々にボルトを緩め、その後取り外すと楽だった
   ・タイミングベルトカバー左端に、2つカプラーがあるので外しておく
  

 6、タイミングマークを合わせる(1番圧縮上死点へ)
  (留意点)
   ・クランクプーリー固定ボルトをクランクシャフトに戻し回転させ、クランクスプロケ
    ットと左右カムスプロケットにあるマークをエンジンブロックやタイミングベルトカ
    バーにある目印に合わせる
  

 7、ベルトアイドラー・テンションアジャスター・タイミングベルトの取り外し
  (留意点)
   ・ベルトアイドラー(A)(B)を取り外すと、タイミングベルトが緩み取り外せる
   ・その後、ベルトアイドラー(No1)とテンションアジャスターを取り外した
  

 8、ウォーターポンプを取り外す
  (留意点)
   ・ラジエターからロアホースを外す際、LLCがドバッと出てくるので受け皿を用意
   ・サーモスタットとロアホースブラケットの接合部は、2箇所でボルト固定
   ・ウォーターポンプは、計6箇所でボルト固定
   ・細いホースは、ウォーターポンプを外した後に引き抜くと作業し易い
  

〇復路
 9、ウォーターポンプを取り付ける
   (ボルトの締め付けトルクは12Nm)
  (留意点)
   ・取り付け面に残るパッキンの汚れ等を清掃
   ・ウォーターポンプ側面にゴム部品を取り付ける
   ・ウォーターポンプにパッキンを合わせ、3か所を養生テープで軽く固定した
    (養生テープは、引っ張れば引き抜けるようにしておく)
   ・2箇所ボルトを軽く固定したところで、養生テープを引き抜いた
   ・ロアホースブラケット取り付け時は、ロアホースを邪魔にならない位置まで回転させ
    てから作業すると楽だった
  

 10、ベルトアイドラー・テンションアジャスター・タイミングベルトを取り付ける
   (ボルトの締め付けトルクは39Nm)
  (留意点)
   ・ベルトアイドラー(No1)とテンションアジャスターを取り付ける
   ・タイミングベルトの合いマークを各目印に合わせ、ズレない様にするために左右カム
    スプロケット部にてクリップを使いタイミングベルトを固定
   ・ベルトアイドラー(B)を固定する際、タイミングベルトの張力が強くて固定できなかっ
    たので、左側カムスプロケットを数mm時計まわりに回し(17mmソケット使用、数mm
    回すとコンと音がして止まる)てから作業すると、固定出来た
    (因みに、左側カムスプロケットは工具を使わないと回転せず、右側カムスプロケット
    は手でも回転した)
   ・ベルトアイドラー(B)を固定したあと、左側カムスプロケットを元の位置に戻した
   ・ベルトアイドラー(A)は、(B)取り付け時よりも楽に固定可能だった
  

 11、テンションアジャスターのストッパーピンを抜き、クランクを回して動作確認
  (留意点)
   ・テンションアジャスターのピンを抜き5分程待ち、タイミングベルトがズレないこと
    を確認した後、左右クランクスプロケットで固定していたクリップを外した
   ・クランクプーリー固定ボルトを回し、クランクスプロケットを2回転させ、その間滞
    りなく動作するか、カムスプロケットのマークが目印と合うか確認しながら、タイミ
    ングベルトの張りを馴染ませていく
  

 12、タイミングカバーを取り付ける
   (ボルトの締め付けトルクは5Nm)
  (留意点)
   ・タイミングベルトカバー装着後、外した2つのカプラーを戻す

 13、クランクプーリーを取り付ける
   (ボルトの締め付けトルクは130Nm)
  (留意点)
   ・クランクシャフトにあるキーの位置を確認し、クランクプーリーを嵌め込む
   ・44Nmで仮締めした後、Vベルトをかけてみてクランクプーリーの位置が適正なのか確認
    し、大丈夫だったので本締めした


 14、Vベルト、電動ファン、ラジエター別タンクを取り付ける
  (留意点)
   ・Vベルトは、取り外す前の張りと同様にした
    リアサイドベルトのベルトテンショナーは、そのまま取り付け可能だった
    フロントサイドベルトは、スライダーボルト固定ブラケットを少し下方に下げるとスラ
    イダーボルト固定ブラケットボルトが挿入し易くなり、その後スライダーボルト固定ブ
    ラケットを元の位置まで上げて、ベルトの張力を回復させた
   ・電動ファン取り付け時に、電動ファン下部にATF冷却ホースを固定
   ・ラジエター別タンク内の汚れは、水を入れてシェイクしたら洗浄出来た
  

 15、LLC注入・エンジン始動・動作確認
   (LLCの規定量は6.5ℓ)
  (留意点)
   ・LLCはラジエターから5ℓ弱入った
    (ヒーターコア方面のLLCは抜けていない)
   ・エンジン始動し水温が安定するまで暖気
   ・その間、動作に異常が無いか、LLC漏れがないか確認
   ・エンジン停止し、LLCを冷ましてからラジエターキャップを取り付けた
   ・ラジエター別タンクにLLCを補充
  

 16、後日、ラジエター別タンクのLLC量を確認し、必要なら補充する

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